衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

節度と養生⑤-1

⑤-1 睡眠 節度と養生の最後は睡眠について。 東洋医学の古典では、冬で始まる事が多く、冬は人体では腎をあらわしています。 この腎は腎臓そのものだけではなく、機能とメインに波及する効果までをあらわしています。そして先天的な両親からいただいた元気が…

節度と養生④

④晩の養生 覚醒から、朝、昼まではまだ現代でも実践しやすく理解しやすい内容ですが、これ以降は実践が難しいだけでなく社会が変化しないと受け入れにくいかも知れません。 1日を昼夜(陰陽)に区切ると、行動・活動・発散が主体となるのが昼、休息・停止・回…

節度と養生③-2

③-2 昼食 人の気は無限ではなく、常に膨張・収縮しながら、生まれてから死ぬまでの間にも徐々に大きくなり、途中から小さくなり始め、最後は散ります。 膨張・収縮によって発散するのが活動として現れ、同じようにして蓄積するのが回復期・睡眠として現れま…

節度と養生③-1

③ -1 昼寝 結論から書くと、昼の養生の一つは昼寝の勧めです。 覚醒(目覚め)、朝の項目が終わり、次はお昼ですが、一旦ちょっと俯瞰してみます。 1日を覚醒、朝、昼、晩、睡眠に区切りましたが、単純に覚醒、活動、睡眠に区切って過去、現在、未来と言う…

節度と養生②-3

②-3 朝食と便 朝早く起きて、仕事や学校へ行く前に活動している人はしっかりと朝食を取るのが理想的です。 しかしながら、これにも個人差があります。 消化器の強くない人や朝食を取る食習慣がない人が急に身体に良いからと短期間実践すると気づかない間に体…

節度と養生②-2

起床時の際の目覚めの速度は、本人がもともと持っていたり長年培ってきた気の速度、前日までの使い方による疲労などの他にも、季節や天候の変化による太陽の出方、寒温差などでも変わります。つまり、目覚めの速度に良い悪いと言う評価は適切ではなく、速度…

節度と養生②-1

では、ちょっと自分を振り返るきっかけを掴んでみましょう。 先ずは、1日は起きるという行動から始まります。 睡眠状態から覚醒する為には、蓄積した気を一気に動かす必要がある為、パッと目が醒めるのか、僅かに覚醒したけれども目は閉じたままなのか等、…

節度と養生①

一年の節目、節目を節と呼び、昔は一年を二十四の気の節目を作って、その際の気候の変化、旬のもの、動植物の動きなどを1つの言葉に込めていました。 今年は大寒に入って本当に寒く、本来の年の流れが来ているように感じます。 易の考え方を広げると、人の…