衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

節度と養生④

④晩の養生

 

  覚醒から、朝、昼まではまだ現代でも実践しやすく理解しやすい内容ですが、これ以降は実践が難しいだけでなく社会が変化しないと受け入れにくいかも知れません。

 

 1日を昼夜(陰陽)に区切ると、行動・活動・発散が主体となるのが昼、休息・停止・回復が主体となるのが夜になります。

 

  つまり、晩は夜の準備としての時間であり、1日の総括でもあります。

 

飲食では控えめに胃に軽く熱を持たせる事で入眠を助ける為と活動して溜まった熱をゆっくりと放散する為に軽めのものが望ましく、リラックスしてゆっくりと過ごす時間に当てます。

 

  高速道路の降り口が、カーブを描く事で今までの速度からスピードを落とす作業無意識に行わせるのと同じように。

 

  以前お風呂についても書きましたが、入浴時に冷えている部分を意識して全体が調和するようにします。

 

  夏場では、冷たいシャワーを浴びる事が多くなるかもしれませんが、最後は少し温かくして全身にかけてあげると、外に出ても汗が出にくくなります。

 

  問題は時間ですが、本来は夕暮れ時から、夜9時くらいまでになります。

 

   季節による日照時間の変化に合わせる為、夏場は少し遅めになりますが、これは中々私自身が実践できないところです。