衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

徳の陰陽(4)

陰徳はわかりにくいけれど、人の為、何かの為に長い期間益となるような陰の働きかけです。 これに対して陽徳は分かりやすい天の徳ですが、昔は威と言う言葉でもあらわされています。 存在しているだけで、頼もしい、頼りになります。そして義に背く事に対し…

徳の陰陽(3)

天徳には陽と陰があり、 陽徳は自我の発揚による施しやリーダーシップに関わる事を書いてきました。 しかし、大切なのは陰徳。 空気に喩えると、季節の変化による寒暖の差が空気の陽徳。 空気の存在自体が陰徳です。 目に見えないものの中に分かる行動と、 …

徳の陰陽(2)

自然現象を天とし、 人を地とすると、 人には社会が来ます。 本来なら、天候を天とし、 地形、環境を地とし、 人は人と考えますが、 それは一般に通用している簡易の話。 ここから敷衍して様々な事象に当てはめていきます。 例えば、誰かに言われた言葉に怒…

徳の陰陽(1)

道徳の語源となった、道と徳。 道は地にあり太極を示し、 徳は天から流れ無極を示していると考えています。 だから天徳とも言います。 コツコツ行うことを地道と言いますが、 地道の対義語ですね。 この徳にも陰陽があります。 目に見えて、人を引っ張り、集…

中医基礎理論

上海の先生は、第五版以降は使わないと昔聞いてました。 今回、ちょっと後輩の助けとなる為に、第五版を久し振りに取り出し、私的解釈を含めて翻訳していたら、やっぱり第五版は深いな〜と改めて感心。 第五版 7の病機に関しての冒頭は、 病机,即疾病发生…

老中医(2)

江蘇省から上海に来て、初めての難関を突破した翁泉海。 裁判が終わった後、趙閔堂と呉雪初が二人で酒を酌み交わしながら、呉雪初が言った言葉が秀逸でした。 「秦仲山患病日久,大骨枯槁,大肉陷下,五脏元气大伤,营卫循序失常。 脉如游丝,似豆转脉中,且…

老中医(1)

CCTVで放映されたと聞いて、中華民国時代前後の鍼灸、中薬、気功等がたくさん出てくるのを期待して見てみました。 まぁ、期待は落胆の母ですね笑 約五十話ある内のプロローグですので、専門的な事を求めるのが間違ってました。 第一話ではドラマの始めらしく…