衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

七情と顔④-2

④-2

 

心には形がなく、眼力、声色、艶と光で判断すると書きましたが、これはあくまでも生理的に健康な状態の話です。

 

病理的な話となると、心が危ない方向へ行く可能性が高い場合は、目尻が細く釣り上がり、瞼に力が入り、眉を潜めている状態となります。

 

これは剣難の相とも言われ、無闇やたらと他人に喧嘩を売ってしまいます。

 

これは目だけでなく、鼻でも頬でも眉骨でも同じ事ですが、結果的に自分の我欲を満たすために他人にその価値観を押しつけようとしている状態、或いはそうしてきた過去が具現化したものです。

 

当然気の上昇力(活動力)が低下する老年期以降はコントロールしやすくなりますが、心が変化しなければ、過去に縛られて変わらない人も多い部分です。

 

自分に振り返ってみると、今は大分丸くなりましたが、若い頃は炎上しまくっていました。

 

失敗があるからこそ、正しい道がどこにあるか判断しやすくなります。

 

良い道だけをスムーズに進める人は、自分の努力の積み重ねの結果、年長者の教導に恵まれると言う運と後輩等の年下への指導による気づきや縁があった人となります。