衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

七情と顔④

④-1  喜び

 

人の人生を 生・長・壮・老・死 の5段階に分けると、心は壮年期に良く見られます。

 

東洋医学では、生長老死と4つに分ける事で春夏秋冬に対応させたりしますが、

 

観相学では、上記のように5つに分けたり、100に分けたりしながらも、ダイナミックに見る場合は三停と言って、上停・中停・下停と顔の部位を先ずは三つの位置的な特性で判断します。

 

この3つに分けるダイナミックな観点は東洋的な見方に共通するもので、天人地三才思想と言われ、周易の根幹の一つでもあります。

 

話が反れそうなので、心・喜びに戻すと、

観相学において顔の形の分類としては心の形はありません。

 

敢えて言うとすれば、上停の清らかさですが、眼力、声、色、艶が全て最高の状態が心です。

 

つまり、壮年期に今まで溜め込んで、成長させてきたものを存分に出せている状態です。

 

入れるものはしっかりと自分の血肉にでき、要らないものや周囲に良い影響を与える為に出せるものは出せている事が大切です。