自分の身体を知る
感情は毎日著しく変化しています。
呼吸は、感情や運動に左右されますが、できるだけ一定のリズムを保ちながら落ち着いて、外界のエネルギーを安定して摂取しようとしています。
飲食は気の偏りによって摂取しやすいものとしにくいものがあり、感情と運動の加減によって変化する場合と習慣化する場合があります。
つまり、感情の偏りによって欲しいものが変わったり、偏り続ける事で摂取する飲食も偏り、習慣化します。
運動は飲食の質や感情によってできる範囲が変わりますが、一番コントロールしやすく、できるだけ赤ちゃんのような柔軟性を維持する事で、他の機能も発達、維持しやすくなります。
この4点を基本に、僕は自分の身体をチェックしてます。
毎日、目が覚めてから行動できるまでの時間、便通の有無、スッキリと出たか、ゆるいのか硬いのか。
食事を美味しく取れているのか。
マイナス感情を次の日に持ち越していないか。
背骨で動きが悪い部分がないか。
たったの4項目。初めは漠然と意識するだけでも、何となくその日何が足りないのか、やりすぎているのかが把握でき、習慣化できると如何に自分の身体に意識を持たずに生活していたか分かります。
更に細かくチェックすれば良いですが、あくまでも自分のペースでゆっくりと向き合ってあげる事が大切です。
見えるものは見えないものが集約した短期的な結果でしかありません。
見えなくとも毎日動かしている感情、飲食(消化器)、運動、呼吸に少しだけ目を向けてあげるだけでも身体は喜び、今以上の力を発揮しながら維持してくれます。そして、負担がかかり過ぎた時に、それは全て自分が積み重ねた結果である事が分かります。
先ずは自分の身体を知る事で、自分の心、周囲で起こる事象の変化を感じるきっかけとなります。
誰でも日常生活、仕事が大切なのは言うまでもありません。だからこそ、心と身体を安定させてできるだけ長い間充分に使えるようにしておく事が大切で、簡単なチェックとメインテナンスをする必要があると思います。