衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

七情と顔②

七情とは東洋医学的に感情を分類したものです。

 

驚き、恐れは腎

 

怒りは肝

 

喜びは心

 

思いは脾

 

憂い、悲しみは肺

 

  簡単に考えると、

 

驚きや恐れは出生から、思春期までに見られやすく

 

怒りは思春期から成人まで

 

喜びは壮年期

 

思いは老年期

 

憂い、悲しみは老年期から死ぬまで

 

この間で起こりやすいのが基準と考えています。

 

あくまでも基準ですので、固定的に捉えないようにし、基準というレールの上で様々な動きを考えてみます。

 

例えば、出生から思春期までは感情の波が激しく、偏りがちです。気の動き、量が変化しやすく、上外方向への発散と枯渇が起こりやすい時期です。

 

この頃に泣き虫だった人は

 

驚きや恐れが怒りやモチベーション、楽しみに向かわず、悲しみに向かっています。

 

優しい性格の子、ゆっくり確実に成長しようとしていた子が、環境に成長や判断を急かされたり、孤独感を感じる事で起こる事が多く見受けられます。

 

表面上元気な場合は、エネルギーがある為に違う感情に転化しようとしている場合と、無理して元気に振る舞っている場合とがあり、体調を崩してたら気をつけてしっかり甘えさせてあげると良いですね♪

 

驚く際には、少しの気が通常よりもかなり速く上方を中心に放射状に流れます。

 

気も無限ではありませんので、一定量を過ぎると時間当たりに動かせる量がなくなり、身体機能は一時的に停止或いは身体を立てている事ができなくなります。

 

少量で早ければ驚きとなり、大量で持続したり、瞬間的に活動力を奪うほど多ければ恐れとなります。

 

つまり、表情も同様に額が上がり、眉尻が斜め外上方向に行くと驚き、その位置から瞬時に力が抜ける、或いは色や光が抜けると恐れという状態です。

 

顔の形としては中央より、外、上に目が着いているようないわゆる草食動物系の顔をしている人等がこの方向の感情に対する感受性が普通の人より発現しやすい傾向にあります。