衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

七情と顔①

  人は様々な感情が揺れ動き、揺り動かしながら日常を送っています。

 

  さしずめ天照らす太陽と海に差し込む月読の間で、すさぶ波のように。

 

  その様は光エネルギーとして外に発せられ、東洋的には気として捉えられています。

 

ある程度同じ光が定着すると色となります。

 

  更に時間が過ぎると、その色が持つ特性に従った形となります。

 

  つまり、無意識に発している感情の波がベクトルを変えて色、形となり、その形の上にまた光が通って行きます。

 

  このような光と色と形は人の身体の中でも、自分を表現する顔出やすい為、七情と絡めて少しお話を書いていきます。

幸せとは

 

   星の降る夜と眩しい朝が繰り返すようなものじゃなく、大切な人に降りかかった雨に傘をさせる事です。

 

 

  と、back  number  の歌詞を書いてみました。

 

 

幸せの定義ではなく、ある一つの見方で、この詞の作者のご意見です。

 

  日常が幸せではなく、日常の中の変化に無意識に対応できる自分が「俺格良い!」←幸せ

 

と言っていると解釈しました。

 

若くてよいですね〜♪

 

その後の

 

夢の為に生きられた人

それた道が正解だった人

誰かの為に費やした人

自分を生きた人

 

という下りは、偏見が入り過ぎていますが、、、

 

全部自分の選択の結果です。

ちょっと言い換えると、

 

わがまま通してやりたいことだけやった人

 

やりたいことではなかったけど、まぁ後悔せず、人並みの事ができた人

 

人と触れ合い、利益を共有した人

 

目的と結果が一致した人

 

角度を変えるとこういう見方もできます。

 

歌であり、その歌詞なので「俺格好い〜♪」ベースで良いんです!

 

  幸せとは何か?

 

  今の僕なら、今まさに生きている事。

 

  そして、死んでも幸せ。

 

  生きているからこそ、色々な人と触れ合い、助け合える。

 

そんな考えに至った事でもう充分幸せは堪能しましたw

 

  言い換えると僕にとっての幸せとは、

 

  星の降る夜と眩しい朝が繰り返すようなものです(笑)

 

  次にカラオケ行った時の神様(かみさん)からの課題曲なので、ちと書いてみました。

 

あ、かみさんが笑ってくれるのが1番の幸せです!

 

 

 

 

  

節度と養生⑥

まとめ

 

1日のサイクルが理想的であれば、一生の生き方も理想に近づきます。

 

現実には中々うまく養生を意識するのは難しいものですが、思い出した時には実行し時間をかけて習慣化します。

 

朝は前日から引きずっている事がないか?

引きずっている事があればスッキリさせる方法がないかを軽く意識します。

 

特に覚醒時の状態、朝ごはんの味、便通がポイントです。

 

昼は、中継地点。覚醒から午前までの息継ぎでもありますので、あまり考えずにただ身体と心を少しでも休ませる為に昼寝が導入できるように意識します。

 

晩から入眠までは、1日の総括。反省はしても後悔しないように、身体と心に感謝して、しっかりとした休息と回復ができるようにする為に、身体の各部と向き合います。

 

  少しでも実現できたら、自分を褒めてあげましょう。

 

  褒めすぎて仕事や勉強でやりすぎたと思ったら、次からはそのやり過ぎを違う方向で使えるように意識しておきましょう。

 

  過去を自省の材料として捉えてみます。未来をより良く生きる為には、自分の今の立ち位置と方向を見誤らない事です。

 

  そして見誤ったとしても方向を変えて、向き直せば良いと思うこと。

 

  一人一人違う1日、違う人生に全く同じ正解などありません。

 

  今を楽しく、悔いなく生きる為に、自分に驕りすぎず、自分の心だけでなく、身体を尊重し、労ってあげることで、1日の終わりには「ようやった」、一生の終わりには「よう生きたわ!楽しかった!」と思えるように、私自身は養生し、生きています。

 

節度と養生⑤-2

⑤-2  睡眠の為の養生

 

睡眠は休息と回復を同時に行います。円滑に行う為には何事にも準備が必要で睡眠も例外ではありません。

 

その為、入眠まではとても大切です。

 

現代ではPCを夜遅くまで使ったりしますが、これは光をずっと見続けているようなもので、目の消耗が著しいと同時に気を昂らせる為、夜にPCを常用すると入眠の妨げになります。

 

晩の養生が中々難しい分、入眠時にしっかりと養生します。

 

1つは、洗顔時と同じように顔を触ってあげること。意識できていない部分は入眠準備もできていません。下から上へ、上から外と優しく触っていきます。余りに昂ぶっている部分があれば少しそこで手を止めたり、手が触れるか触れないかの程度でしばらく観察します。

 

この際に、できればその部分に声をかけてあげましょう。今日もお疲れ様でも良いし、いつもありがとうでも構いません。声に出さず頭で考えるだけで結構です。

 

次は同じように体幹に対して触っていきます。慣れれば1分もかからず、触らずにできるようになります。

 

最後はお腹で行います。顔や全身で行う余裕がなければ、お腹だけでも良いので優先順位としては1番に行います。

 

お腹は右回りに触りながら、左、下、右とそれぞれ具体的に臓器をイメージしながら腹式呼吸を行なって顔の時のような声かけを行います。

 

私の場合は、布団に入るとこれを実施する間もなく寝てしまいます。その場合は、お腹がちゃんと準備してくれたのだと、考えています。

 

背中と足が冷えないようにすれば入眠準備は完了です。

節度と養生⑤-1

⑤-1  睡眠

 

節度と養生の最後は睡眠について。

 

東洋医学の古典では、冬で始まる事が多く、冬は人体では腎をあらわしています。

 

この腎は腎臓そのものだけではなく、機能とメインに波及する効果までをあらわしています。そして先天的な両親からいただいた元気があるところとも言われます。

 

東洋的な身体観から言うと、この先天的に両親からいただいた気が覚醒と睡眠、活動と回復(リサイクル)を繰り返しています。

 

その回転の速度と大きさは、生まれ出て、成長し、青年期・壮年期までに加速し、膨張します。

 

壮年期を経た後からは徐々に収縮し、減速し、極限まで小さくなると雲散霧消します。

 

1日のサイクルから1年のサイクル、一生のサイクルでの共通項を探すと、類似している事が分かります。このような考え方を理論、イメージ、数と一致させる事も易となります。

 

  1日の終わりは睡眠で外界との意識的な交流を閉じ、一生の終わりは永眠とも呼ばれて他の人との交流ができにくくなります。

 

この睡眠の間は無駄な活動を極力減らし、次の活動が円滑に行われるようにする為の回復期間であり、準備期間であるのでしっかりと時間をかけて休息、回復できる事が望ましいのです。

 

 

節度と養生④

④晩の養生

 

  覚醒から、朝、昼まではまだ現代でも実践しやすく理解しやすい内容ですが、これ以降は実践が難しいだけでなく社会が変化しないと受け入れにくいかも知れません。

 

 1日を昼夜(陰陽)に区切ると、行動・活動・発散が主体となるのが昼、休息・停止・回復が主体となるのが夜になります。

 

  つまり、晩は夜の準備としての時間であり、1日の総括でもあります。

 

飲食では控えめに胃に軽く熱を持たせる事で入眠を助ける為と活動して溜まった熱をゆっくりと放散する為に軽めのものが望ましく、リラックスしてゆっくりと過ごす時間に当てます。

 

  高速道路の降り口が、カーブを描く事で今までの速度からスピードを落とす作業無意識に行わせるのと同じように。

 

  以前お風呂についても書きましたが、入浴時に冷えている部分を意識して全体が調和するようにします。

 

  夏場では、冷たいシャワーを浴びる事が多くなるかもしれませんが、最後は少し温かくして全身にかけてあげると、外に出ても汗が出にくくなります。

 

  問題は時間ですが、本来は夕暮れ時から、夜9時くらいまでになります。

 

   季節による日照時間の変化に合わせる為、夏場は少し遅めになりますが、これは中々私自身が実践できないところです。

 

 

節度と養生③-2

③-2  昼食

 

人の気は無限ではなく、常に膨張・収縮しながら、生まれてから死ぬまでの間にも徐々に大きくなり、途中から小さくなり始め、最後は散ります。

 

 膨張・収縮によって発散するのが活動として現れ、同じようにして蓄積するのが回復期・睡眠として現れます。

 

動く為には溜めが必要ですが、この効率化を最大限に意図したものが養生です。

 

つまり、溜め(休憩・回復)があるからこそ、大きくジャンプ(活動)できると考えれば納得しやすいのではないでしょうか?

 

昼の養生の二つ目、昼食は午前中の活動によって上げた気を降ろす為と昼以後の活動を担保する為のものであり、最大限に摂取は許されますが、余りに多いと逆に活動を阻害します。

 

ガソリン満タンの車は重量が増えて加速の反応が遅れ、減っている方が燃焼効率とスピードのバランスが取れているのと同じです。

 

自分の基本的な食事の量と質を認識しておくと良いですね。

 

特に東洋思想としては、少食、菜食がメイン(エネルギー効率上であり、完全禁忌ではありません)で、昼食は取らなくても良いとも言われています。

 

つまり、朝食をしっかりと取っている人は休憩・回復(食べない、少し食べる事で昼寝をしやすくする)がメインとなります。

 

  習慣的に摂取している人が急に変えると体調や心にも変化が出る為、今の食生活に起因する不都合がない限り、あまり気にする必要はありません。

 

消化器が強い方が昼間の活動力は高く、晩も持続します。言い換えると青年期・壮年期に消化器と活動が高いレベルで、老年期にしっかりと養生できていると、寿命まで活動力が維持できる可能性が高くなります。

 

但し、老年期の場合、活動力が高いほど怪我をしやすい為、そのような人は骨折や怪我に注意する必要があります。裏を返せば消化器が弱い、活動力が低い人は活動する必要があります。