衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

邪気と陰陽、治療と社会的関係

先日、ある話を聞いて陰陽だな〜と感じた話。


誰かが誰かの欠点?(間違い?)を陰で揶揄する。


言われた当事者が、その口撃を耳にすれば嫌な気がするのは至極当然の反応です。


ここで相手の立場に立って分析してみると、


相手は権威があるか、立場が上だと言う認識で、


1、間違っていることを正している。


2、本人は気づいていないが、相手の何か光るものに嫉妬している。


1、であれば堂々と面前で指摘するのが筋(陽)ですし、それに対しての反応であれば陰陽の変化によるお互いの利点があります。

そして、指摘には平らな気持ちで導けるようにすると、上と言う位置の本来の働きが輝きます。


2、であれば自分の嫉妬(陰)を増大化させるだけで、自分で自分を気づけ、転化すれば身体にも影響が出てきます。


これに対して受けた側が、短時間には凹む(陰)、憤る(陽)などの反応が出るのは自然の変化であり、易の陰陽に則っています。


対処は通り。


1、勝手に陰陽を乱している人の気を受けて、同調しないこと(無視)。


2、意見の相違や位の違いを受け止めて、真摯に教え?を乞うこと。(陰を陰で受け止め、包み込む)


3、憤りや行動の欠点を指摘して潰すこと。(小さく濁った陰を公然と潰す)


などが考えられますが、勝手に妬んでいると考えるのであれば、動かずとも、陰中で陽を振り回しているので、遅かれ早かれ自爆します。


そのような邪気に同期するよりも、自分とは太極の違う人として、無理に陰陽嚙みあわせる必要はないのです。


しかし、一応その邪気がこちらの心身にどのような影響を及ぼすかを見越してある程度対策を練っておく必要があります。


1、周囲に拡散する


2、どのような内容かを熟考して害があるようなら早めに排除できる準備をしておく。


あとは笑顔でいれば(陽)、陰に対しては後の先で十分に勝ち口があります。