衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

形と命

本性の動きの様が形になるに従って命が生まれ、命の中に性が活き活きと動いています。

 
しかし、本性には様々な要素が絡んでおり、常に形である命が壊れる限界まで動こうとします。
 
  その本性の中でも、綿々と伝わり、経験や思考が集積したものや宇宙の理に従おうとするものを特に霊性と言います。
 
そして、その霊性は本当の意味で天と地と繋がった時にしか現れません。
 
  この霊性が発揮された時、あらゆるものと自然に調和し、調和していないものは調和するように仕向ける力さえ出る場合があります。
 
  自然の調和を乱しているのは、人間だけではありませんが、人間が一番それが可能でもあります。
 
  昔の本には陰陽に従って、決まっている数に調和し、恬淡虚無な心を持てば病む事はないと書いていますが、簡単に言うと、季節の寒暑に従って食べたり、運動したり、服の厚みを替えたりして、それを計測してその規則を守り、その日感じた事はその日の内に忘れてしまうような生活ができれば、病気にもならず、本性が活き活きとします、と言っています。
 
  つまり動物の方がそれをよく体現しています。
 
  昔は宗教って、難しい規則、守りごとが多くて、自分の思考を邪魔するものだからと嫌っていました。
 
   でも、今は昔から伝わる、守っといたら性命は活き活きと輝くよ♩と事前に教えてくれているものだと言う認識に変わっています。
 
  難しい事ではなく、形と気が調和しながら活き活きとする為の教訓を示してくれています。ただ、それを利用する人には注意しなければいけませんね。
 
  形の変遷については、次に書いていきます。
  
 
 
 
 

本性

元々持っている気の性質。

 

どうして元々持ってるの?どうやって持ったの?人によって違いがあるの?

 

こんな疑問が頭をもたげます。

 

一番分かりやすいのはお父さん、お母さんが持っていた形質を受け継いだ性質。

 

次に生まれるまでの気候、天候、お母さんから聞こえてくる音、震動、感情。

 

たくさんの気の変動と環境が影響して赤ちゃんが生まれます。

 

だから、昔の人は雨や雷の日に子作りしてはダメですよ、と言っていたりもしたんですね。

 

そして、赤ちゃんとして生まれる前から、お父さんやお母さんだけでなく、様々な人、物、気候の影響を受けて、赤ちゃんとして形作られます。

 

その形は、まさに本性そのもの!

 

だからこそ、性と命は陰陽であり、赤ちゃんと言う太極として生まれたのだと思います。

 

本性の性質が具現化したのが形。

 

生まれてからは、この形をどれだけ上手く乗りこなせるかが生きやすさの鍵になります。

形に逆らうことなく、形の長所を生かせれば生を全うできます。

 

生まれてこれただけで、感謝。

生んでくれた両親に感謝。

周りの人、生まれた土地に感謝。

 

本性を活かす道具としての命に感謝しています。

 

こんな気持ちが芽生えるのが形に沿って生きていけている証拠。

 

形が大切なのではなく、気(本性、霊性)を形の範囲内で活き活きと生かせることが大切です。

 

活き活きと生きる為の指針の元が形であり、元気。

 

それは生まれた年、月、日、時によってある程度推察できますが、あくまでも形、命を決定したもの。

 

今と未来は生き方で変化します。

性命

    生命と書くとしっくり来ますが、性命と書くと何?と思いませんか?

 

    元々は性命と書いていたものが、今は生命と書かれています。

 

  性命とは、本性(その人の本質的な気、霊性)と命(形ある身体)と言う陰陽が交わって作られたものと昔の人は考えていたんです。

 

  今では肉体重視、今ある欲望をどう昇華させるかに焦点が当たって来たから、自然と生命になったんでしょうね〜。

 

  昔の人はそこまで考えていたんや〜。

 

  でも本性て何?

 

  そんな事をつらつらと書いていきたいと思います。