形と命
本性の動きの様が形になるに従って命が生まれ、命の中に性が活き活きと動いています。
しかし、本性には様々な要素が絡んでおり、常に形である命が壊れる限界まで動こうとします。
その本性の中でも、綿々と伝わり、経験や思考が集積したものや宇宙の理に従おうとするものを特に霊性と言います。
そして、その霊性は本当の意味で天と地と繋がった時にしか現れません。
この霊性が発揮された時、あらゆるものと自然に調和し、調和していないものは調和するように仕向ける力さえ出る場合があります。
自然の調和を乱しているのは、人間だけではありませんが、人間が一番それが可能でもあります。
昔の本には陰陽に従って、決まっている数に調和し、恬淡虚無な心を持てば病む事はないと書いていますが、簡単に言うと、季節の寒暑に従って食べたり、運動したり、服の厚みを替えたりして、それを計測してその規則を守り、その日感じた事はその日の内に忘れてしまうような生活ができれば、病気にもならず、本性が活き活きとします、と言っています。
つまり動物の方がそれをよく体現しています。
昔は宗教って、難しい規則、守りごとが多くて、自分の思考を邪魔するものだからと嫌っていました。
でも、今は昔から伝わる、守っといたら性命は活き活きと輝くよ♩と事前に教えてくれているものだと言う認識に変わっています。
難しい事ではなく、形と気が調和しながら活き活きとする為の教訓を示してくれています。ただ、それを利用する人には注意しなければいけませんね。
形の変遷については、次に書いていきます。