衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

お風呂

   お風呂って、身体を洗って1日の汚れを流し綺麗にする行為と考えている人がほとんどだと思います。

 

  僕は東洋医学の世界に入ってから、ちょっと違う観点で感じています。

 

  自分の身体の外面にある陰陽の不調和を整える事で、生物が初めて持つであろうと言われる神魂(心腎)を清めているのだと。

 

  普通の人が読むと怪しい話に聞こえるかもしれませんので、砕いて書くと、

 

  外面の汚れを流すのは当然のこと、温かい水流に包まれる事で、心は気持ちよく、身体は血流の全体的な偏りを整えているのだな、と感じています。

 

  つまり、この時に冷えているところが温まるようにしておくと、自分の身体の力で調和させる力は活性化します。


  滝行などは、これの逆ですね。


  様々な意図が含まれていますが、冬の寒い時期には熱(気)を内に溜め込んでいるので、発散と収斂を一時的に与える事で、生命力を活性化するという側面もあります。


  但し、これにはリスクも伴う為要注意で、言い換えると入浴もどのような意図を持つかで変わってきます。