衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

周易でちょっと読み解く上古天真論(6)

最後の段は、始めに出て来た時代の違いによる人の違いについて

 

始めは上古(今から4000程前)と今(漢の時代、今から2000年程前)の2つに分けていましたが、ここでは上古と中古に分けた上で、養生を全うした人を真人、至人、聖人、賢人と分けています。

 

そして、至人のところで真人に帰る(真人と同じ)と書いています。

 

つまり、1人の人(1)を時代で2に分けて、更に4にまで広げているけれど、

 

同じ人(1)ですよ。と言っています。

 

これは、周易の象(イメージ)、数、理(意味)の中の数で読み解いてみたものですが、

 

周易は象、数、理が一致して初めて周易と言え、また読み解く事柄が循環している(1→2→4→1等)事を考えておく必要があります。