衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

周易でちょっと読み解く上古天真論(4)

上古聖人が書いてくれた解決策、前半に対する下の句は、

 

虚邪賊風、避之有時。恬淡虚無、真気從之。精神内守、病安從来。

 

外から来るものに対しては避ける時機を見極め、避ける事。

 

心神の働きを極力少なくしていれば、その外からくるものに対しても対応できます。

 

その為には、精と神を守る事を一番に考えておきましょう。

 

そうすれば病は起こることはありません。と言っていますが、

 

それぞれが、陰陽で3点に集約し、

 

病となる事はないとして、

 

病安從来の結論を出しています。

 

また、そこから、

 

志閑而少欲、心安而不懼、形労而不倦とさらに3点に纏めて

 

目的を黙って静かに持ちながら欲は少なく、

心は安らかでありながら懼れもなく、

形を使っても倦るくなることがない。

 

 

結果、気從以順、各従其欲、皆得所願。

 

気が順に流れ、それぞれの生理的欲求に従いながらもら全てその欲は叶う。

 

孔子は全て理解し、実践できるのは70歳になってからだろうと言ってます。七十而從心所欲、不踰矩。)

 

としています。

 

4、5と広げて3に集約し、1に帰っています。