言葉を繋ぐ(13)-2
慎み深さと未来志向
現在・過去・未来の良し悪しはこの八卦の動きをどう解釈するかにある。
剛柔とはこの解釈の元になる虚実の事を指している。
変化して廃れるか、変化が良い方向へ動くかは現在・過去・未来を通した方向性から分析できる。
吉凶悔吝者。生乎動者也。剛柔者。立本者也。變通者。趣時者也。
物事の良し悪しは、当事者が慎み深さを持ちながら未来志向・プラス志向する事が最良の手段となる。
そう考えると、天地の道(法則性)も、慎み深く未来志向・プラス志向でみるべきである。
良い方向へ行くかそうでないかは、慎重さによって決まる。天地の道は慎重に観察するもので、太陽と月の動きを慎重に明確にした結果あらわれるものである。
つまり、あらゆる気の動きは慎重に感性、行動を重ね合わせる事で一となる。
吉凶者。貞勝者也。天地之道。貞觀者也。日月之道。貞明者也。天下之動。貞夫一者也。