衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

言葉を繋ぐ(2)

全てに本当に優れた人の観察法

 

観察対象をいくつかの区域に分ける

 

ふと沸き起こるイメージを大切にする

 

分けた区域に意味を持たせる

 

これで物事を明確に判断している。

 

どのように動いているか(現在・未来)を自分のものにできれば、変化が見えてくる。

 

つまり明確に判断できるかはイメージを明確に持つかどうかにかかっている。

 

できないと思ったり、ダメだと思うのは、イメージする時点で失敗や自分への信頼がないからである。

 

変化とは、時間の前後をイメージする事であり、

 

剛柔とは、昼夜のように必ず訪れる規則的な陰(夜)と陽(昼)をイメージすると良い。

 

一つのイメージには6方向の動き(上下前後左右)があり、この中で上なのか下なのか、前なのか後ろなのか、左なのか右なのかと言う3つを極限まで煮詰めると、その時点での(自分の)太極(道)ができる。

 

君子と呼ばれるような人は、このような手順を踏んでいるので、安定して思考ができ迷いがない。これが易の順序である。

 

これを楽しんで遊べる人は、6方向の意味とその時々の判断ができるからで、固定した場所からイメージし、観察し、実行に移しているからこそ自由に応用ができる。

 

動きがあれば、その変化を観察して、試行錯誤する事ができ、そうしていると思いがけない幸運(天の恵み)が起こり、良いことはあっても悪いことはない。