衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

身体を動かす

普段から身体を動かす事で、心が浮遊しすぎないように心がけてきたつもりでした。

 

心がけてきたつもり←ここ大事

 

身体を動かしてないと、あくまでも自分の心の中だけの意識が中心で、外からの刺激が入ると状況は多彩に変化します。

 

特に足下。

 

岡本正剛先生は良く「照顧脚下」という鎌倉時代の禅僧が唱えた有名な言葉を書いておられました。

 

東洋思想としては、下に位置するものは静かに守ると言うのが基本です。

 

理論だけで言うと下半身はどっしりとした方が良いように感じますが、合気関係で袴を穿くのは、下半身の繊細な微調整を見せない為で、決して動いていないわけではありません。

 

状況に応じて絶えず動き、それによって心身の軸を静かに守っていると捉えるのが正解です。

 

自分一人ではできたつもりでも、少し人が関わると容易に揺らぐ...

 

全くできていない証拠です。

 

揺らぐ、揺れるのができていないのではなく、揺らぐ、揺れるという自分の心を許す事ができていないのです。

 

身体も心も周囲の状況も全て同期します。

 

身体も心も揺れながら、ぶれない軸をいつまでも磨いていきたいものです。