衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

雷地豫

言葉を繋ぐ(17)-10

【直訳】 子曰く、幾(き)を知るそれ神か。君子上交して諂(へつら)わず、下交してけがれず、それ幾を知れるか。幾は動の微(び)にして、吉(凶)のまず見(あら)わるるものなり。君子は幾を見て作(た)ち、日を終うるを俟(ま)たず。易に曰く、介(かた)きこと石のご…

言葉を繋ぐ(14)-9

【直訳】 木を断(き)りて杵(きね)と為し、地を掘りて臼(うす)と為し、臼杵(きゅうしょ)の利、万民もって済(すく)うは、蓋しこれを小過に取る。 【原文】 斷木為杵、掘地為臼、臼杵之利、萬民以濟、蓋取諸小過。 【私的翻訳】 木を切って杵を作、地面を掘って…

言葉を繋ぐ(14)-8

【直訳】 重門撃柝(ちょうもんげきたく)、もって暴客を待つは、蓋しこれを予(よ)に取る。 【原文】 重門撃柝。以待暴客。蓋取諸豫。 【意訳】 門を重ねて拍子木を打つ、このようにしっかりと準備をして暴客をまち受ける事を雷地豫として集約する。 【解釈】 …