衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

乾為天

言葉を繋ぐ(14)-13

【直訳】 上古は結縄(けつじょう)して治まる。後世の聖人これに易うるに書契(しょけい)をもってし、百官(ひゃくかん)もって治め、万民もって察(あきら)かなるは、蓋しこれを夬(かい)に取る。 【原文】 上古結繩而治、後世聖人易之以書契、百官以治、萬民以察…

言葉を繋ぐ(14)-12

【直訳】 古(いにしえ)の葬る者は、厚くこれに衣(き)するに薪(しん)をもってし、これを中野に葬り、封(ほう)せず樹(じゅ)せず、喪期(そうき)数なし。後世の聖人これに易うるに棺椁(かんかく)をもってするは、蓋しこれを大過に取る。 【原文】 古之葬者、厚衣…

言葉を繋ぐ(14)-5

【直訳】 神農氏没して、黄(こう)帝堯(ぎょう)舜(しゅん)氏作(おこ)る。その変を通じ、民をして倦(う)まざらしめ、神にしてこれを化し、民をしてこれを宜しくせしむ。易は窮まれば変じ、変ずれば通じ、通ずれば久し。ここをもって天よりこれを祐(たす)け、吉…

言葉を繋ぐ(8)ー8

(8)になっていきなり六十四卦が出てきた意味は何か?ダイナミックに考察すると、 呼応するもの同士が志を同じくして行動する。 その際には大きな困難を乗り越えても平然としていると、 それ以上に大きな恵みが得られ、 ここに著したような順序を立てれば…

言葉を繋ぐ(8)ー5

乾為天 上爻 [全陽] 亢龍悔いあり 孔子は「貴いようでも位がなく、高すぎれば民がついてこない。賢人は位を下にして助けないので、そこから動けば後悔することになる」と解釈しています。 乾為天は、全て陽で構成された卦です。 エネルギー一杯の姿をあら…

言葉を繋ぐ(7)

孔子の解釈としては 易には全てが備わっている。聖人が徳を高め、その考え方を広める為にある。知恵は高い方が良く、礼は低い方が良い。これは知恵は天から得られるヒント等、運の要素を多分に含んでいるので天から学んでいると言えるし、礼は相手よりもでき…

言葉を繋ぐ(6)

易の考え方は扱える範囲は限りなく広く大きい。 上下と前後左右と言う空間・時間の範囲設定だけなので大きさを変えるだけで無限に言及することができ、天地自然の法則を応用するだけなので正確性もあります。 乾坤の乾は全ての始め、始まりをあらわすので動…