衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

2017-04-12から1日間の記事一覧

大東流

気を体感した初めての先生が故岡本正剛宗師でした。 大東流合気柔術の中でも、武田惣角、堀川幸道からの系統で、六方会を創始された先生。 初めてお目にかかったのは、30代の頃来阪された折、当時まだ若かった為、ビデオを見てどのくらいの技なのか興味半分…

憂う

マイナス思考に陥るのは、肺の範疇ですが、脾から派生しています。 本来、心身が伸びやかに生きていられれば、憂う事は少なくなります。 そう考えると、欲(心)を過剰に求めて、あれこれ考えた結果(脾)、起こる事が多いのではないでしょうか。 心穏やかに…

思う

思索、思考は脾の役割と考えるのが東洋的です。そう考えると、前頭部痛は陽明胃経の範疇と言われますが、脾が顕在化して胃に浮き出てきたと捉える時もあって良いのではないかと思います。そして、躁鬱やPTSDと言われる人は前頭部から頭頂部にかけて、虚実が…

喜び

喜びと我欲は表裏一体です。我欲であっても、周囲と調和していれば、喜びと同じであり、自分の見えない枠を自他共に成長させてくれるエネルギーになります。反対に私利私欲がなくても、周囲と調和していなければ、その自覚しない不安は怒りやストレスとなっ…

恐れ

恐れと驚きは腎との相互影響の深い感情です。外に現れ始めるのは、怒りや不満ですが、その前に恐れや驚きがある事は前項で書きました。気の有様を考えてみると、恐れは心が縮んでいる姿、驚きは恐れほど縮みはしませんが、瞬間的にギュッと凝縮される姿です…

怒り

怒りは東洋医学では、肝の作用と考えます。肝は腎によって支えられ、肝の将軍としての陣頭指揮をいかんなく発揮しています。僕はこれを考える度に、この人は何に怯えているのだろう?と感じます。肝は季節で言うと春、始めの時期と考えますが、樹木が芽を出…