衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

徳の陰陽(7)

効能

 

こう書くと、私的には一気に胡散臭くなります。

 

しかし、こう書く事で何かしらを感じる人が増えるのであれば、それも陰陽平衡なので、敢えて太極を小さくして書きます。

 

威と仁の効能

 

威は太極を非常に小さくする事で短期的(人によっては長期的)な目標の実現、指導、志の強化が得られます。

 

仁は小さな太極を繋げたり、様々な太極を認め、含めていく為、短期的な小さな太極はぼやけたり存在しないかのように感じますが、志自身だけを大きくします。

 

法は、どのような人(集)にも適応すべく考えられますが、個を判断するのは人、物、状況により、他者が判断します。

 

ここには必ず思想が入ります。

 

つまり、法と思想は陰陽の両側面。

 

言い替えると、法則性の裏には個の思想が入ります。

 

ここを履き違えると、法則性はただの形になり、そこに命(変化)が吹き込まれず、形によった老衰死(形骸化)しか残りません。

 

極則変、変則通、通則久。

 

これが周易の根本法則であり、あらゆる思想の土台になるはず。

 

そして、そこに必要なものが仁と威。

 

そう考えています。