衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

徳の陰陽(5)

徳の陰陽を仁と威という太極に矮小化してみました。

 

医は仁なり

 

という言葉が有名になったのは貝原益軒の養生訓と言われていますが、更に元を辿れば丹波康頼の医心方へ、そして孫思邈の千金要方へと遡る事ができます。

 

簡単に言うと仁と威(優しさと導く力)。

 

この仁と威が前提にある事で無意識下で術者と患者が一体化し、健全な心腎相交(水火既済、心身一如、自然の流れとの調和)が行われている事が前提として施術を行うのが最高の鍼を実践するものだと感じています。