徳の陰陽(2)
自然現象を天とし、
人を地とすると、
人には社会が来ます。
本来なら、天候を天とし、
地形、環境を地とし、
人は人と考えますが、
それは一般に通用している簡易の話。
ここから敷衍して様々な事象に当てはめていきます。
例えば、誰かに言われた言葉に怒りや悲しみを覚えた時。
それは、誰かが陽であり、自分が陰。
二人の社会と言う枠組(太極)で起こった陰陽の相交。
でも、ここには二人だけではなく、
裏に環境(地)と状況(天)があっての二人と言う前提条件が隠れています。
良かれと思って言う(陽の徳)事でも、
受けた言葉をどう解釈するかは受けた人の天地に左右されます。