衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

言葉を繋ぐ(6)

易の考え方は扱える範囲は限りなく広く大きい。

 

上下と前後左右と言う空間・時間の範囲設定だけなので大きさを変えるだけで無限に言及することができ、天地自然の法則を応用するだけなので正確性もあります。

 

乾坤の乾は全ての始め、始まりをあらわすので動きがなければ静止したように見えますが、動けば一つの方向に真っ直ぐ動きます。

 

坤は動きがなければ閉じ、動きがあれば開くので乾によって動き始めたものが、形として生じる事全般を示しています。

 

例えば、誰かが言った一言で、その目標に向かって計画が始まると言うのも乾坤です。

 

実際にものや関係性ができる前の始まりと準備と言ったところです。

 

この乾坤と言う言葉は、縦横の空間の膨張・収縮の範囲を、天地を一つの縮図として表現しているものです。その乾坤の中の動きは四季で例えて時間と空間の法則性を示しています。

 

陰陽の意味は太陽と月が代表して表現してくれています。

 

簡易の良いところは、この法則性を分かりやすく示す事で、単に人が集まりやすくする為に簡単な説明と技を見せるものではありません。