身体の地形図①
自分の身体をより良く知る為には、身体に住所をつけて確認すると良く分かるようになります。
現代医学・科学であれば解剖学に準拠してみてみると良いと思いますし、
東洋医学であれば経絡・経穴からみてみると、意外と意識できていないところが多い事に気づかされます。
僕自身は導引・気功の様々な功法をやりましたが、そこまでする人が少なく、目的から外れてしまう為、簡単に身体の負担なく地形図を作る方法を書いてみます。
先ずは仰向けに寝て、
両手、両腕、背中を地面に着けます。
両手、両腕はリラックスした状態で行います。
どこが地面に着き、どこが地面についていないかを確認してください。
次に背骨(督脈)、上腕、前腕、手指と言う順番で、ゆっくりと地面から離れるか離れないかくらいの程度で上げていきます。
軽く上がる場合は、順番に動かせていない事が多い為、できるだけゆっくりと自分の身体を観察しながらやりましょう。
左右でも差がある場合がある為、感覚の違いを味わってください。
分かりにくい場合は、腕をリラックスさせた状態から更に水平位置や挙上位置に変化させてやってみます。
腕の位置を変えると背骨(督脈)で初めに力が入る部分が変わります。
全て終わった時に背中、上腕、前腕、手の地面への接地具合は変化がありましたか?自分の身体で感じてみましょう。
始めの頃は全く分からず、今は必要性も感じていない功法ですが、地形図を描けていない人にとっては足掛かりとなるのではないかと思い、書いてみました。