衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

節度と養生⑤-2

⑤-2  睡眠の為の養生

 

睡眠は休息と回復を同時に行います。円滑に行う為には何事にも準備が必要で睡眠も例外ではありません。

 

その為、入眠まではとても大切です。

 

現代ではPCを夜遅くまで使ったりしますが、これは光をずっと見続けているようなもので、目の消耗が著しいと同時に気を昂らせる為、夜にPCを常用すると入眠の妨げになります。

 

晩の養生が中々難しい分、入眠時にしっかりと養生します。

 

1つは、洗顔時と同じように顔を触ってあげること。意識できていない部分は入眠準備もできていません。下から上へ、上から外と優しく触っていきます。余りに昂ぶっている部分があれば少しそこで手を止めたり、手が触れるか触れないかの程度でしばらく観察します。

 

この際に、できればその部分に声をかけてあげましょう。今日もお疲れ様でも良いし、いつもありがとうでも構いません。声に出さず頭で考えるだけで結構です。

 

次は同じように体幹に対して触っていきます。慣れれば1分もかからず、触らずにできるようになります。

 

最後はお腹で行います。顔や全身で行う余裕がなければ、お腹だけでも良いので優先順位としては1番に行います。

 

お腹は右回りに触りながら、左、下、右とそれぞれ具体的に臓器をイメージしながら腹式呼吸を行なって顔の時のような声かけを行います。

 

私の場合は、布団に入るとこれを実施する間もなく寝てしまいます。その場合は、お腹がちゃんと準備してくれたのだと、考えています。

 

背中と足が冷えないようにすれば入眠準備は完了です。