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衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

怒り

怒りは東洋医学では、肝の作用と考えます。


肝は腎によって支えられ、肝の将軍としての陣頭指揮をいかんなく発揮しています。


僕はこれを考える度に、


この人は何に怯えているのだろう?


と感じます。


肝は季節で言うと春、始めの時期と考えますが、樹木が芽を出す為には、種が必要です。


成長に必要な栄養が貯まった状態でなければ芽を出せません。


黄帝内経・素問では、天地の交わりは冬から語られる事が多く、冬があっての春の始まりがあると考えて書かれていると思っています。


感情では怒りが肝であり、春であるので、その背景に腎であり、冬である恐れや驚きが潜んでいます。


たまに、その人の成長を促すための怒りもありますが、それも来るはずの春が来ないことによる不安と恐れ(心と腎)の争いの結果です。


また、恐れが全くなければ自我が周囲にまで影響するほど、伸びている状態です。


先日、2つの新芽が隣り合って伸びていて、可愛い♩と言っていたと言う話を聞きました。その後、1つの新芽が成長が早く、もう1つの新芽に絡みつくと、仲が良いね♩と更に喜んでいたそうですが、実は成長が早かった方が太陽の陽射しを独り占めしようとした姿であり、もう1つの芽は腐って枯れてしまい、それを見ていた人はもう何も言わなかったと聞きました。


伸びた新芽にとっては、伸びやかな自我の発揚が、遅かった方にとっては生死を分ける結果となっています。


何事も、後々喜び(心の栄養であり、肝から心への繋がり)になるように上手く将軍を使える君主(心)を養っていきたいものですね♩



自戒を込めて…