衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

東洋医学

言葉を繋ぐ(4)

孔子が書いたとされる易伝は天地自然を基準としているので、自然現象と合致します。 上下に分けた時は上は天体の動きを参考にし、下は地形によってどこに水が流れやすく、どこに風が吹きやすいかを吟味しています。 こうやって考える事で、間に流れる見えな…

言葉を繋ぐ(3)

上下の位置関係は大切。 小さなパーツを集めて大きなイメージ、意味を持たせているのが卦。その意味するところから、良い方向や良い流れなのかを判断する。 事物は常に動いているので、その過程で後悔や失敗もあるだろうが、悪い方向と勝手に感じると後悔と…

言葉を繋ぐ(2)

全てに本当に優れた人の観察法 観察対象をいくつかの区域に分ける ふと沸き起こるイメージを大切にする 分けた区域に意味を持たせる これで物事を明確に判断している。 どのように動いているか(現在・未来)を自分のものにできれば、変化が見えてくる。 つ…

言葉を繋ぐ(1)

東洋的な(古典的な)考え方の基礎になる文書を自分なりの解釈で著していきます。 元々、天とは高い場所にあるもので、地とは低い場所にあるものなので、空間の上下(高低)を乾坤と言う名前で一旦固定してみよう。 これによってあらゆるものを一時的に決定…

節度と養生②-3

②-3 朝食と便 朝早く起きて、仕事や学校へ行く前に活動している人はしっかりと朝食を取るのが理想的です。 しかしながら、これにも個人差があります。 消化器の強くない人や朝食を取る食習慣がない人が急に身体に良いからと短期間実践すると気づかない間に体…

顔を観る③

手順としては、 ①先ず顔全体の色と光沢を観ています。 白ければ血色が悪く、非効率に血を消耗しているのか、元々作る力が弱いのか。 青ければ、何かを溜め込んで飛躍、敵対しようとしているのか、有り余って溜まっているのか。 赤ければ、怒り、活動過多か呼…

顔を観る②

気色の繊細な色が分からない。 じゃあ、分かるところからやっていこう! 東洋医学の望面診は、 ①顔全体の色味と艶 ②5カ所に分けた色味と艶 ③鼻梁から顎までを5つに分けた色味と艶 で観ます。(当社比) 僕の場合は、③を拡大解釈し、 肺の支配領域は印堂か…

顔を観る①

今となっては昔の事となりますが、 東洋医学では、五臓に対応した気と色を、先ずは顔で観ます。 元々不器用な上に師を持たない僕は、何をどう見れば良いのか解りませんでした。 勿論、東洋医学の基本は学校で習ってましたし、霊樞、難経も読んでいましたが、…

形の陰と陽①

陽は四方に気を張る為、四角をかたちどります。 陰は気が一点に集約する為、丸をかたちどります。 天は丸をかたちどり、地は四角をかたちどるのは、天地の陰陽が相交わっているからです。 一見逆に見える陰陽は、相交していることを示しています。 顔の場合…

性と生

性命を五つの段階に分けるとすると、生長壮老死に区分できます。 その中で、本性が力の限り発揮され、後から形がついてくる、人生の最初の段階が生です。 季節で言うと春、1日で言うと早朝がこれにあたります。 気を感じ、煉る為の最初の段階でもあります。…

生長壮老死

人の出生前とその要素。これが一旦定まったのが赤ちゃんで、ここから人の本性の旅が始まります。 人の太極と陰陽の変化は始めから終わりまでの間に、太極の大きさが、極小→小→大→小→極小と変化し、又無に帰ります。 東洋的にはその旅路を生長壮老死と五分割…

形と命

本性の動きの様が形になるに従って命が生まれ、命の中に性が活き活きと動いています。 しかし、本性には様々な要素が絡んでおり、常に形である命が壊れる限界まで動こうとします。 その本性の中でも、綿々と伝わり、経験や思考が集積したものや宇宙の理に従…

本性

元々持っている気の性質。 どうして元々持ってるの?どうやって持ったの?人によって違いがあるの? こんな疑問が頭をもたげます。 一番分かりやすいのはお父さん、お母さんが持っていた形質を受け継いだ性質。 次に生まれるまでの気候、天候、お母さんから…

性命

生命と書くとしっくり来ますが、性命と書くと何?と思いませんか? 元々は性命と書いていたものが、今は生命と書かれています。 性命とは、本性(その人の本質的な気、霊性)と命(形ある身体)と言う陰陽が交わって作られたものと昔の人は考えていたんです…