衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

天沢履

言葉を繋ぐ(19)-3

【直訳】 履はもって行ないを和す。謙はもって礼を制す。復はもってみずから知る。恒はもって徳を一にす。損はもって害に遠ざかる。益はもって利を興す。困はもって怨(うら)みを寡(すくな)くす。井はもって義を弁ず。巽はもって権を行なう。 【原文】 履以和…

言葉を繋ぐ(19)-2

【直訳】 履は和して至る。謙は尊にして光る。復は小にして物に弁つ。恒は雑にして厭(いと)わず。損は先に難(かた)くして後には易し。益は長裕(ちょうゆう)して設けず。困は窮して通ず。井はその所に居りて遷る。巽は称(はか)りて隠(かく)る。 【原文】 履和…

言葉を繋ぐ(19)-1

【直訳】 易の興(おこ)るや、それ中古においてするか。易を作る者は、それ憂患あるか。 この故に、履(り)は徳の基(もと)なり。謙は徳の柄(え)なり。復は徳の本(ほん)なり。恒は徳の固(こ)なり。損は徳の修(しゅう)なり。益は徳の裕(ゆう)なり。困は徳の弁(べ…