衆妙の門

できるだけ、日常に沿った具体的な易などの運用を記していこうと思っています。

言葉を繋ぐ(13)-2

慎み深さと未来志向 現在・過去・未来の良し悪しはこの八卦の動きをどう解釈するかにある。 剛柔とはこの解釈の元になる虚実の事を指している。 変化して廃れるか、変化が良い方向へ動くかは現在・過去・未来を通した方向性から分析できる。 吉凶悔吝者。生…

言葉を繋ぐ(13)-1

太極から九宮八卦にまで分ける。 陰陽太極は1を軸と枠組みに置く事で物事を陰陽と言う二つの相対的な物事に分類する。 四象五行は、上下を作る事で、左右の違いまで表現する。 八卦九宮はその隙間を埋める事で、順序という概念が生まれる。その順序の中に、…

言葉を繋ぐ(12)

易には天から助けがあると書かれています。 天の助けは時間の流れと共に流れてきます。人の助けを得るには信じる事、誠実さを保つ事が大切です。 信じてから後、考えるのが順当な時間の流れです。 知恵がある人は、そうすることで天からの助けを受けているの…

言葉を繋ぐ(11)

孔子は、易とは何か?と尋ねています。 易とは何かを成し遂げる為に必要なものは何か、本質とは何かを考えていく為のものです。 本質的な事を考える際の枠組の始めから終わりを決める事で、何をどのような順序で行って行くことが目的のスムーズな完遂となる…

言葉を繋ぐ(9)-2

折角九宮が出てきたので、ちょっと図解で説明してみます。 元々の八卦九宮は平面図ですが、人体に応用する際には立方体として考えた方がイメージと理論を合致させやすい為、近年周易で量子力学を説明する方法が研究されている事もあり、これを研究している人…

言葉を繋ぐ(10)

聖人には4つの道があります。 言葉で意味を示す事。 行動で変化を示す事。 形でイメージを示す事。 卜筮で判断を示す事。 君子と言われる人はこれを行っています。 行動し、質問する事によって意味を明らかにし、それを魂から出る命に喩えています。そうす…

言葉を繋ぐ(9)-1

宇宙・自然・社会を数で表現してみましょう。 天一、地二、天三、地四、天五、地六、天七、地八、天九、地十と言う風に、天地(上下)と言う縦の広がりに、方向と言う横の広がりを加えてみます。(乾坤でもある) すると天の数は五つ。地の数も五つで方向を…

言葉を繋ぐ(8)ー8

(8)になっていきなり六十四卦が出てきた意味は何か?ダイナミックに考察すると、 呼応するもの同士が志を同じくして行動する。 その際には大きな困難を乗り越えても平然としていると、 それ以上に大きな恵みが得られ、 ここに著したような順序を立てれば…

言葉を繋ぐ(8)ー7

雷水解 三爻 孔子は、易を創ったものは、盗みの起因を知っていると言っています。 易には、一般人が荷物をたくさん詰め込んで、高級車に乗れば、盗みを誘っていると書かれています。 本来徒歩や公共の乗り物で移動するのが普通のレベルの人が経済力のある人…

言葉を繋ぐ(8)ー6

水沢節 初爻 戸庭から外にでなくても咎無し。 孔子は「乱が生じるには言葉の使い方と物事の順序に問題がある」と解釈しています。 言葉の定義を明確にしなければ下のものはついてこない。下のものが言葉を明確にしなければ自分の身体、職を失う。 ほとんどの…

言葉を繋ぐ(8)ー5

乾為天 上爻 亢龍悔いあり 孔子は「貴いようでも位がなく、高すぎれば民がついてこない。賢人は位を下にして助けないので、そこから動けば後悔することになる」と解釈しています。 乾為天は、全て陽で構成された卦です。 エネルギー一杯の姿をあらわしてます…

言葉を繋ぐ(8)ー4

地山謙 三爻 労謙する君子は終わりがあり吉 卦の意味としては、 孔子は「激しく働いても誇らず、功績があっても自分の徳だとは考えない。これが徳が厚い事の証明である。徳が盛んなほど礼は丁寧で慎み深くなる。謙とは丁寧で慎み深く、その位を保っている事…

言葉を繋ぐ(8)ー3

沢風大過 初爻 初六、敷くのに白い茅を用いる。咎無し。 孔子は「もし地面に置くことがあっても良い。その状態で茅を用いて敷く場合、悔いや憂いが起こる事はない。気を配った結果なのだから。茅は薄いが、重いので用いるには良い。このような気配りができる…

言葉を繋ぐ(8)ー2

天火同人五爻 人と心を一つにする際には、始めは泣き叫ぶが後には笑顔となる、と言う言葉が天火同人と言う卦の下から五番目の意味です。 孔子の解釈は「君子の道は世に出るものもいれば、野にいるものもいる。黙っているものもいれば、語るものもいる。この…

言葉を繋ぐ(8)ー1

六十四卦の中の風沢中孚二爻には、 親鶴が山陰で鳴けば、子鶴はこれに同調して鳴く。私は今良い盃を持っているので、 あなたと酌み交わそうと思う。 と書かれています。 孔子はこれを次のように解釈しています。 君子が部屋の中で言葉を発すると、良い事は部…

言葉を繋ぐ(7)

孔子の解釈としては 易には全てが備わっている。聖人が徳を高め、その考え方を広める為にある。知恵は高い方が良く、礼は低い方が良い。これは知恵は天から得られるヒント等、運の要素を多分に含んでいるので天から学んでいると言えるし、礼は相手よりもでき…

言葉を繋ぐ(6)

易の考え方は扱える範囲は限りなく広く大きい。 上下と前後左右と言う空間・時間の範囲設定だけなので大きさを変えるだけで無限に言及することができ、天地自然の法則を応用するだけなので正確性もあります。 乾坤の乾は全ての始め、始まりをあらわすので動…

言葉を繋ぐ(5)

一つの事柄をプラス面、マイナス面と言う二つの方向性に区切って考える際、その一つの事柄は太極と言う道になります。 この道が続くような方向が良くバランスが取れた状態で、それは人それぞれの性質が精一杯活かされたものです。 他人に対する思いやり(仁…

言葉を繋ぐ(4)

孔子が書いたとされる易経、易伝は天地自然を基準としているので、自然現象と合致します。 上下に分けた時は上は天体の動きを参考にし、下は地形によってどこに水が流れやすく、どこに風が吹きやすいかを吟味しています。 こうやって考える事で、間に流れる…

言葉を繋ぐ(3)

上下の位置関係は大切。 小さなパーツを集めて大きなイメージ、意味を持たせているのが卦。その意味するところから、良い方向や良い流れなのかを判断する。 事物は常に動いているので、その過程で後悔や失敗もあるだろうが、悪い方向と勝手に感じると後悔と…

言葉を繋ぐ(2)

全てに本当に優れた人の観察法 観察対象をいくつかの区域に分ける ふと沸き起こるイメージを大切にする 分けた区域に意味を持たせる これで物事を明確に判断している。 どのように動いているか(現在・未来)を自分のものにできれば、変化が見えてくる。 つ…

言葉を繋ぐ(1)

東洋的な(古典的な)考え方の基礎になる文書を自分なりの解釈で著していきます。 元々、天とは高い場所にあるもので、地とは低い場所にあるものなので、空間の上下(高低)を乾坤と言う名前で一旦固定してみよう。 これによってあらゆるものを一時的に決定…

父と母

東洋医学では、陰と陽であり、乾と坤を代表として表現されます。 父は陽であり乾。 母は陰であり坤。 陽は上にあって、引っ張っていく役割があると同時に壁として子供に越えさせる役割があります。 陰は下にあって、土台を作る役割があると同時に安心とジャ…

人生と九と十二⑩

人として、いのちとしては終焉の時期です。(壬) 如何に身体を自然に終わらせられるか。 恐怖や不安に苛まれながら終わる事が本当の生命が輝いた証でしょうか? 生ききった!と言える死に方は、見えない生命の輝きを細かな粒子として生きたまましばらくの間…

人生と九と十二⑨

ここからは、あくまでも想像、予想となります。 そして、ここまで来る事ができる人も少なくなっている段階です。 ここでは、自分の光を周囲に分け与えながら、周囲に支えられている事を自覚する段階であり、ハードルです。(辛) 中には思考力が散漫になる人…

人生と九と十二⑧

今まで自分が通ってきた経験、考えを後人に伝える時期です。(庚) 教える、伝えると言うのは難しいもので、自分の経験全てを含めた言外の事の方が遥かに重要だったりします。 そして、相手の経験や知識に合わせる必要もあります。 想いを全て乗せても、相手…

人生と九と十二⑦

6つ目は人生における転換期のもう一つの時期です。(己) 社会的に安定していた生活から、また社会の一部からは離れ、個人や家族との時間が多くなります。 今まで仕事が全てと生きてきた人は生活や環境の変化に順応しなければいけません。 つまり、新しい環…

人生と九と十二⑥

5つ目は、全てにおいて安定しているはずの時期。(戊) 社会的に安定した状態なので、心身共に充実していますが、仕事から離れ自分の人生やエネルギーの衰えの兆しを感じる時期でもあります。 この時期はエネルギーとしては余力があるものの、安定している…

人生と九と十二⑤

4つ目は、社会的立場が安定した状態で、自分のエネルギー(能力、職務、生命エネルギー)を最大限に発揮する時期です。(丁) 発揮する場面で守りに入ったり、調和すべき場面で発揮したりする事も多い為、客観性と自分を知る事(主観と客観の区別)がハード…

人生と九と十二④

3つ目のハードルは、第1、第2のハードルで得た力を如何に上手く、最大限に使っていくか。 第1、第2で乗り越えられなかったものは枷になる場合もあります。 普通は往々にして、多少なりとも枷を持ったまま発揮しようとする為、十二分に発揮できませんが…